マイホーム購入で本当にこだわりたいこと

住宅・DIY
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はじめに

私事ですが、住宅を購入しました。結論から申しますと4LDK、平屋の建売物件です。

結婚してからは3LDKの社宅(5階)に住んでいたのですが、長女が生まれて、やはり騒音とか、階段の昇降が気になりだし、また子どもを自由に遊ばせてあげられる環境とかが欲しくなり、妻とも話しながらマイホーム取得を検討しだしました。

資産形成にあたってはもちろん社宅に住み続けたほうがよいということも分かっていたのですが、自分自身が田舎の一戸建て住宅出身だということもあり、マイホームに強い憧れがありました。『人生最大の浪費』ということで自分を納得させて、ある意味これも趣味みたいなものですね笑。

いざ住宅購入をしようとするといろんな悩みが出てきます。注文住宅、中古住宅、建売いろんな形態を検討し、紆余曲折あり結局4年の歳月がかかりました。

注文住宅

最初は『やっぱり注文住宅!!』っていう憧れが強く、毎週末に住宅展示場を徘徊しつつ、土地探しのドライブに行くのがルーティンになってました。

その中でも某有名女優がCMをしている大手住宅メーカーでは会社提携割引もあったことから、担当者を付けてもらい、綿密な打ち合わせと情報収集をおこないました。

同時進行で土地の方も、県庁所在地市内の50坪の造成地に目星をつけ、建築条件もなかったことから、大きな障害なく話は進んでいきました。

土地もある程度決まったところで、設計担当者との打ち合わせがあり、その場で大変おしゃれな間取り図まで書いていただき、前金で5万まで払いました。土地込みで、ほとんどオプションもつけないベーシックなプランで4,500万ほどの金額でした(地域の相場観では、かなり抑えた金額です)。

気持ちとしては『いよいよか』となったところで、妻の親戚からのストップがかかり、すべて白紙に戻りました。

この住宅メーカーの間取り図作成は、我々顧客の前で色鉛筆と方眼紙を使ってフリーハンドでスラスラ~と書いてくれました。パフォーマンス要素もあるんだと思うのですが、ああだこうだ言う我々の意見もちょちょいと加筆修正していくので、ああいうデザイナーの方は本当にすごいなーと思いました。

不動産は1に立地、2に立地、3,4に立地、5に立地といわれるほど、立地が全てですが、注文住宅ではなかなか建築条件なしの宅地を見つけるのが難しいです(共感する方も多いと思います)。考えていた土地は、一応県庁所在地市内でしたが、最寄駅から車で30分、定期バスも高速ICも、夜は街灯もない陸の孤島でした。スーパーや病院も全て車が必要な距離で、共働きの親としては、子どもたちの送り迎えも自由にはできないので難しい選択でした。話が進んでいくといろいろ盲目になってしまうんですよね。

あと注文住宅ってホントに何から何まで決めないといけないので、細部にこだわりたい方には向いていると思いますが、基本は標準装備でいいと思っている自分にとっては結構疲れる作業でした。。。

中古住宅

次に検討したのが中古住宅です。

新築注文住宅では広告費用や営業費用なども含んでいるため高額になりがちです。鍵を開けて足を踏みいれただけで、1,000万円価値が下がるなんて言われたりするようです(立地によると思ってますが)。

DIYが好きな自分には、傷や汚れに神経質にならずに、色々改造できる中古があってると思いました。

中古物件の市場で人気の価格帯は、2,000万円以下との話を地域の不動産屋からは聞いていました。私の予算的にはそれを上回っても良いので、それよりも①駅から徒歩10分圏内、②高速ICから車で10分圏内、③庭付き、④平屋、⑤4LDK、⑥築15年以内、で物件を探しました。

かなり欲張っているようですが、現在の当時はコロナ禍の真っ只中だったこともあってか、中古住宅市場は過熱気味でめぼしい物件は結構ありました。実際何件か下見してみると、地域の夜の雰囲気はどうかとか、隣家はどんな人かとか、近所の公園はどんな雰囲気かとか、家の周りの車通りはどうかとか、気にしだすとキリがないくらいです笑。

そんな中で運命的な出会いがありました。
①駅から徒歩12分、②高速ICから車で1分!、③庭付き土地100坪!、④平屋、⑤4LDK、⑥築9年以内、と全ての条件を満たした物件を見つけました。さらに何といっても注文住宅の時も特にこだわっていた、全面無垢床!で施工されていて、オール電化の3.3kWの太陽光パネルまでついていました。さらにさらに、左右は田んぼで空き地、道路の向かい側も古い商店で1日に数人のお客さんが来る程度の閑静な場所で、自分の理想としては文句なしの物件でした。

その当時競合するお客さんが数人いたようですが、皆さん売主の希望売却価格(2,500万円)から200~300万円値切った価格で交渉していたようです。早速、仲介していたハウスメーカーと打ち合わせて、私は満額出すことを条件に優先的に交渉を進めてもらいました。

住宅ローン等の審査も問題なく進み、家族、親族の同意も得られていたので、時期的な都合もあり、その物件の周辺で子供たちの保育園も市に申請していました。保育園の方も待機児童問題のある地域だったのでポイント稼ぎが大変だったのですが、なんとか合格をもらえました。

そんな状況のなか、急に不動産業者から、『破談』のお電話をいただきました。

どうも、中古物件の土地の持ち主と上物の持ち主が異なるらしく、土地の権利者が急に気が変わったのとのことでした。もっと言うと、土地の持ち主は母親で上物はその子どもということで、以下不動産業者からのメールの抜粋です。

"売主の、ご家族の協力を頂きながら、司法書士等交え、進めたのですが、土地の所有者の母親が、躁鬱の状況で、気持ちがコロコロ変わる状況で、最終的に、売買できない状況になってしましました。

まあ、話としてはありふれた話なのかなぁと思います。
ですが何より、その辺の問題は片づけてから不動産情報サイトに掲載してよ!!という憤りがやばかったですね。

いろいろ、妻の産休復帰先の就職先とか、保育園も決めた中で、水泡に帰す形で振り出しに戻りました。

建売住宅

もう、中古住宅が破談になった時点で、我々夫婦の熱意は完全に冷めてしまい。「もう賃貸でいいや」という気持ちになっていました。

そんな中でも住宅探しに熱意を注いでくれたのが私の父でした。私は「もう急いでないからそんな真剣にならなくていいよ」と伝えてはいたのですが、休日の度に建売物件を中心に内見を行っていました。また、母の方もノリノリで、最近の新築物件の中を見るのは楽かったようで張り切って物件探しを手伝っていました。

最近は、現地に行かなくてもLINEやZOOMを使ったビデオ通話による内見も可能で、めんどくさいなぁと思う時も多々ありましが、私もリモートで内見に参加していました。

十数件の内見を繰り返す厚かましさの甲斐あってか、とある大手不動産メーカーから未公開物件の紹介がありました。その物件は、商業地区の真ん中にあり、大手スーパーから徒歩1分、南側は公共施設の広い駐車場で遮るものもなく、高速ICから車で3分、最寄り駅まで徒歩5分の非常に良い立地にありました。また近隣の徒歩圏内には役所、病院、小学校、郵便局、税務署、簡易裁判所といろいろ密集しており、非常に利便性が高い立地でした。
紹介を受けたときはまだ、取り壊す前の古い住宅が残っていて、今から解体始めますという状況でした。物件価格2500万、10坪の南側庭付き平屋4LDKの予定との話を聞いて、ほぼ即決で契約手続きを行いました。

不動産取得の良し悪しは、営業担当の良し悪しにかかっているという意見を耳にしますが、私もこの意見には賛成で、中古物件の時とは大違いで、フットワークが軽く、連絡もこまめにしてくれ、また上司との相談も気兼ねなくできているようで、こちら側の希望や交渉事も2~3日の内には回答をくれる優秀な方でした。

4年間の長期にわたる物件調査の苦労もあってか、お買い得だと感じた物件でした。1年あとに建ったお隣はほぼ同じ土地面積、同じ間取りで200万ほど高くなって売りに出されていたので、ほんとタイミングって重要ですね。

一口に建売といっても住宅メーカーによってコンセプトはいろいろ異なりますが、私が購入した物件は万人向けに作られており、間取りや、照明、什器、コンセントの位置など、まるでト○タの車のような痒いところに手の届く設計になっていると思います。今では満足できる人生最大の浪費ができたと思っております。

さいごに

タイトルの「マイホーム購入で本当にこだわりたいこと」は物件探しをする中で、自分のメンタル部分の変化によっても変わった部分はあるように思います。
それでも最終的にこだわったのはやはり「子供たちが安心して、のびのびと暮らせる場所」だったのかなと思います。駅近だの平屋だの4LDKだのはその為の一つの要素に過ぎずトータルで考える必要があるように思います。
そんな中でも最大限各要素を満足することができたと思っています。ただ、苦渋の選択でしたが、建売としたことで諦めざるを得なかったのが無垢床です笑。

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