無垢フローリングのメンテナンス(掃除編)

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はじめに

以前、賃貸でもできる復元可能な無垢床の施工について紹介しました。ユカハリやジカハリの取り扱いの中には、塗装済みのものもありましたが、自分で『育てて』みたかったのであえて無塗装のものにしました。

塗装の種類にはウレタン塗装やオスモクリア塗装などがあります。
ウレタン塗装:汚れや、傷に強いが見た目重視で、肌触りは樹脂に近くなり『木』本来の質感の部分で好みではなかったので使用しませんでした。
オスモクリア:こちらは自然由来のオイルで、調湿機能など木の特徴を残しながら、ワックスがけができます。今回は、広い範囲に使用するので施工時の溶媒臭がある、コストが高いなどの理由から使用しませんでした。オスモクリアは以前サイドテーブルを作成したときに使ったことがありますが、重ね塗りすることでキレイなツヤが出て、防水性も非常に高くなります。

私は掃除とワックスがけが一度にできる、蜜蝋ワックスの『ミストdeワックス ホームクリーニング・ワックス』を選択してメンテナンスすることにしましたので紹介します。話が長くなったので掃除編とワックス編で分けます。


ゴミ、ホコリの掃除について

掃除は基本的な掃除機掛けと、クイックルワイパーの併用をしてます。それぞれ一長一短ありますが、手軽さの点からクイックルワイパー使用する頻度が高いように思います。

掃除機は目に見える大き目のゴミや、溝に入ったゴミを吸い取ることができます。また、部屋の角や凸凹にも対応できるため、大まかな掃除として順番としては最初にかけます。

クイックルワイパーは静電気を使用した吸着捕集なので、目に見えない小さな埃もとることができます。掃除機をかけた後にクイックルワイパーをしても意外とゴミが取れます。また、掃除機が比較的ゆっくり進まないと吸い残しがある一方で、ササっと急いで掃除できるのも魅力です。何より手軽で、静かなので、平日は家族がテレビ見てる中でも、1分弱でサッとかける程度で終わることもあります。

無塗装の無垢床でクイックルワーパーを使用する際は、可能な限りドライタイプのシートを使用したほうがよいです。ウェットタイプのシートの中にはアルカリ性の液剤が含まれるものもあるので、運が悪いと木が変色したりする可能性があります。あと単純にドライタイプで静電吸着させた方が埃がよく取れます。

できればドライシートの中でも吸塵剤である流動パラフィンが入ってないものを選びます。これは好みの問題かもしれませんが、流動パラフィンはオイルなので、無垢材に染み出したりする可能性があります。おそらく流動性パラフィンの性質的に悪影響があるとは考えづらいですが、念のためといった感じですね(吸塵剤の種類によっては染み込みで黒ずみになった事例もあるようです)。

今回使用するミストdeワックスは蜜蝋を乳化させたものであり、シートの中の流動パラフィンが溶け出す可能性も否定できないので、個人的には蜜蝋ワックスを使う時は使わないようにしてます。


油汚れの掃除について

私も子供が4歳と2歳なので食べこぼしなどで、しょっちゅうフローリングが汚れます。また無垢床の上は裸足で歩くのが好きなのですが、そうしていると皮脂汚れが付きます。これはすぐに水拭きすればある程度は取れますが、ここで使うのが、ミストdeワックスです。


商品のおススメの使用方法は10倍希釈で使用する方法ですが、個人的にはこれは定期的なメンテナンス掃除やワックスがけのための希釈濃度だと思ってます(予防的な使用方法)。
本当に食べ物を落とした、などの油汚れがついたときは可能な限り早く、原液のワックスをかけた後、絞った雑巾(私はおしりふきが便利なので代用してます)で円を描くようにゴシゴシします。これでたいていの汚れは、目立たないくらいにきれいになります。

時々子どものボディークリームや、妻のヘアオイルなどが、落ち透明な油シミになることがありますが、これは、ミストdeワックスで掃除しても完全には消すことができません。しかしながら、これは無垢床のすごいところですが、透明なオイル汚れは馴染んだり、揮発したりしながら、自然とあまり目立たなくなっていきます。

また、無垢床ならではの悩みが床の消毒です。子供が小さいため、床で吐いてしまったこともあるのですが、この時ハイター(次亜塩素酸ナトリウム)を使っての消毒はできません(変色の原因になる)。推奨はできないですが、そのような場合、私はキッチンアルコール(エタノール)を使って掃除、消毒するようにしています。エタノール自身は自然界でもありふれた成分であり、アルコールなので油汚れの除去にも有効です。今まで何度か使っていますが、変色等のトラブルはありません。
一方で、せっかく馴染ませたワックスをはがしてしまう恐れがありますし、木材本来が持つオイル分を失うことにもつながるので多用しないようにはしています。

さいごに

掃除した後は、足触りも良くなるので、自然と毎日欠かせない家事になってます。今回、無垢フローリングにしてみて初めてドライシートを使ってみたのですが、床掃除以外にも、冷蔵庫の上やエアコンの上など、ホコリを頭上から落としたくない時のホコリ吸着掃除に非常に役に立ってます。こうやってライフハックを増やしていきたいですね(^^)。

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